血圧の薬は一生飲み続けなければいけないのですか?
こんにちは。「かず内科クリニック神戸垂水」院長のなかむらです。
先日当院を受診された患者さんは、
「この血圧の薬、一生飲まないといけないのですか?」と深刻そうにお話されました。
こんな時、私は
「血圧の薬は、加齢による動脈硬化が原因で飲んでますから、なかなかやめられないかもしれないですが、ここのところ血圧がやや低めですからいったんやめてみましょうか?」
とお話させていただくこともあります。
もちろん、やめると血圧が徐々に上がってくる場合もありますし、数種類服用されていたのを減らせたというケースもあります。
合剤にして減らしてる場合も・・・(すみません)(;^_^A
特に高齢の患者さんでは、どうしてこの薬を飲んでいるのかわからないけど、いつの間にか飲み始めてしまい辞めれない・・・(;^_^A
というケースもあります。
どうして飲み始めたのかわからない、ということは、やめる時も迷いますよね(;^_^A
「この前は、しんどくて病院行けなかったから薬もらえなくて、最近、飲んでません!( 。•̀_•́。)キリッ」
・・・これは結構、あるあるで、しんどい時こそ、病院へ行くべきなんですが・・・(;^_^A
安易にやめないほうがいい薬の代表は、不整脈の薬、血をさらさらにする薬(心筋梗塞や脳梗塞の後に処方されている場合)、胃酸を抑える薬(胃潰瘍や逆流性食道炎の後に処方されている場合)、甲状腺の薬などでしょうか。
「糖尿病の友達は、朝1錠しか飲んでないのに、どうして私は2錠なんでしょうか?(๑•ᴗ•๑)」
ときかれる患者さんもおられますが、
やはり、同じ糖尿病でも程度には個人差がありますので、飲む薬の量は違ってきます。
お気持ちはわかりますが・・・(;^_^A
健康診断で血圧が高いという指摘で来院される場合もあります。
すぐにお薬、ではなく、まずは食事や運動など生活習慣を見直すために必要なことをお話させていただいています。
あまり深刻に考えすぎず、やめれるのであればいったんやめてみて、その代わりその後しっかりフォローしていくことが大切だと思っております。
状況に応じて薬の量を減らしたり、やめてみたりする。
その後、定期的に血圧の数値を確認しながら、状況に応じてどうするかを相談しながら対応させていただく。
当院ではこんな治療をさせていただいています。
薬を飲み続けることに不安を感じている方はお気軽にご相談ください。